会場風景
 特記のない写真はすべて、撮影=彰国社














『環境ノイズを読み、風景をつくる。』
刊行記念トークセッション

風景の記憶を読む

中沢新一×宮本佳明
ナビゲーター:五十嵐太郎

■日時:2007年7月7日(土) 14:00〜16:30
■会場:青山ブックセンター本店内・カルチャーサロン青山
■企画・協力:彰国社

 『環境ノイズを読み、風景をつくる。』の刊行記念として、編著者の宮本佳明さん(建築家)と『アースダイバー』の中沢新一さん(人類学者)によるトークセッションが、青山ブックセンター本店にて開催されました。
 おふたりはジャンルは異なるものの、どこか不思議な風景に着目し、そこに重層的に潜む記憶を解読していくという、そのまなざしには類似性を見出すことができるのではないか、そんな思いから企画された今回のイベント。予約開始から8日間で満員御礼! 会場には、120名ほどの方々がご来場下さいました。
 本書でコラムを執筆している建築批評家の五十嵐太郎さんの進行により、おふたりの共通性や相違点が見出されたほか、スリバチ学会を筆頭に、会場からの質疑応答も大いに盛り上がった2時間半。今後の新たな展開も予感させるものになったのではないでしょうか。ここでは、当日の模様をご報告します。 建築文化シナジー編集室

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環境ノイズエレメントの風景

五十嵐 本日、進行役を務めさせていただきます五十嵐と申します。よろしくお願いします。今日は「風景の記憶を読む」ということで、中沢新一さんと宮本佳明さんに対談していただきます。
 おふたりとも地形、あるいは風景の記憶を読み解く達人として、中沢さんは『アースダイバー』、宮本さんは『環境ノイズを読み、風景をつくる。』という本を出されています。さきほど控室で、普段からどう細かく風景を観察しているかという話ですごく盛り上がっていたんですが(笑)、今日はそういったことも含めていろいろお話ししていただきたいと思います。
 会場にいらっしゃる方には、それぞれ2冊の読者もいると思いますが、おふたりのジャンルが違うので、もしかしたら中沢さんのファンは宮本さんの本を読んだことがない、またその逆もあるかもしれないと思いますので、最初にそれぞれご自身の本を通して考えておられることを少しお話しいただいて、そこから今日のトークを始めたいと思います。

宮本 どうもこんにちは、宮本です。
 「環境ノイズエレメント」って、いろいろなところで書いたりしていますので知っている人もいると思いますが、知らない人はまったく知らないと思います。環境ノイズエレメントというのは造語なんです。いろいろ理屈をつけて、環境ノイズエレメントというのはこんなものだという定義はできなくはないですが、それを最初にやるとおもしろくないので、僕が環境ノイズエレメントと呼んでコレクションしている、いってみたら変な風景の写真や地図をまず見てもらいます。一応上物を揃えてきましたので(笑)。
〈フラットアイアンビル〉
 まずは1個目。これは「フラットアイアンビル」という建物で、ニューヨークにあります。マディソン・スクエア・ガーデンの近くですね。アイアン(iron)、つまりアイロンの形に似ているのでそういわれています。おもしろい形をしていますが、それは、鋭角の3角形という敷地の形が、そのまま空中に立ち上がっているからなんですね。じゃあ、なぜこんな形の敷地ができたのか。
 マンハッタン島は、いわゆる直交グリッドといって、X方向とY方向にストリートとアベニューが交わっていますが、ブロードウェイだけがなぜか斜めに横切っている。そこがポイントですね。なぜ斜めなのか、どなたかご存知ですか?
 じつはこれ、インディアンの踏み分け道なんです。かつてのニューヨーク、つまりニューアムステルダムがつくられる前に、マンハッタン島の尾根状のところに向かってインディアンが歩いていくことによって自然にできた。その後、ここに都市の直交グリッドをかぶせるときにこの道を残したから、妙な角度で交わっている。それでこの変な形の敷地ができて、このように異様なものが建ち上がったというわけです。
〈神戸水道道ジェットコースター〉
 次の事例です。僕は兵庫県の宝塚で設計事務所をやっています。すぐ背後に六甲山がある、起伏に富んだ場所です。そこに1本のまっすぐな道があります。これは神戸水道道(すいどうみち)という、道路の下に水道が通っている道です。東京でいうと荒玉水道道路と似たような成り立ちです。平面的に見るとまっすぐな道ですが、地形の起伏をものともせず乗り越えている。ムービーがあるので、ちょっと見てもらいます(ムービー再生。会場笑)。
 これはもともと道路としてつくられたわけではなくて、水道が先です。その上に管理用の道路が敷かれたんですね。水道というのはサイフォン効果があるので、起伏があってもまっすぐ進みます。その上に水道をトレースする形で道路をつくったので、いまお見せしたムービーのようなことになってしまった。ふつう、道路をつくろうとするときには、このようにはならないはずです。
〈タンク山〉
 次の事例です。もう何年前になりますか、酒鬼薔薇事件(神戸連続児童殺傷事件)で有名になったタンク山。これも、なんか妙な風景だなと直感的に思って調べました。まわりは須磨ニュータウンという、まったくフラットな場所なんですけれど、このタンク山だけがぽっこりと「ひょっこりひょうたん島」みたいな感じで浮いています。それはとても妙だなと。
 (地図を示しながら)この赤いラインに沿って断面を切ってみました。新旧の地形をここにプロットしていますが、現在の地形は赤い線、もともとの地形が点線で示されています。「CUT」と書いてあるところはもともとの地形を切り取ったところです。「FILL」と書いてあるところは谷を埋めたところです。造成工事というのは、切り盛りゼロというのが原則で、土を外に運び出したりせずに、切ったぶんだけどこかに埋めて、全体をフラットに造成するんですね。ここでは、切り盛りゼロにすることによってまわりはフラットになったけど、タンク山がポコッと残った。
 なぜタンク山が残ったかというのはわかりやすい話で、山の上に給水タンクがあるんです。高低差を利用して周辺に水を配っているので、もし山を崩してしまうと別の場所に給水タンクをつくらないといけないから残された。その結果、もともとの地形が浮き出てしまったんです。僕は「地形のオフサイドトラップ」といっています(笑)。オフサイドラインをヒュッと上げられてディフェンスが置き去りにされたのと同じ状態ですね。
 社会学者の宮代真司さんにこの話をしたら、タンク山は感覚地理的に暖かい場所だという言い方をしていました。それを直感的に感じ取ったからこそ酒鬼薔薇君はここを遊び場として選んだんじゃないかと。
〈永(長)山のフラット化〉
 次は新宮の事例です。ぽこっと見えているのが、永(長)山という山です。この山は順次切り崩されていて、中上健次にとっての愉楽の場所だった路地が消滅しています。大正4年から平成11年にかけて、永(長)山は少しづつ切り崩されていて、さきほどの言い方でいうと、感覚地理的に暖かい場所がだんだん減っている。ここにも地形の加工によって生まれる違和感がある。
 新宮で路地が消滅していった過程と、もとの地形を切り崩すことによってできたタンク山は、逆方向ですが、パラレルに語られるべきだと思っています。
〈京王井の頭線明大前のクランク〉
 次の事例です。これは東京の明大前の駅です。井の頭線と京王線が通っていますが、この井の頭線、吉祥寺から渋谷までまっすぐいけばいいじゃないですか。なぜここで曲がっているのか。中沢さんご存知ですか?

中沢 これは神田川で、あれが善福寺川ですね。

宮本 そうですね。この曲がっているところに違和感があるんですね。

中沢 玉川上水は代田橋のところから下へ入って、明大前で……。

宮本 それは、ちょっと関係ないかな(笑)。

中沢 明大前というのは窪地になってますよね。

宮本 そうですね。この地図のなかにすでにヒントがあります。ここに1本の補助線を引くとなんとなくわかってきませんか。
 正解をいいますと、井の頭線が計画される前に、東京の外環状線(東京急行電鉄)を通す計画があったでしょう。その支線が井の頭線だったんです。この計画があったから、外環状線に平行接続するように井の頭線をつくったんだけど、用地買収がうまくいかなくなって、肝心の外環状線の計画がチャラになっちゃった。その結果、このクランクが外環状線のゴーストとして残った。そういう話です。

中沢 でも、なぜ外環状線があのラインだったのかという疑問が出てくるでしょう。

宮本 なるほど、そうですね。そこまで切り込むとおもしろい。「あれっ」と思う風景は、調べていくと必ず理由があるんです。
〈旧海軍田無線基地跡環状道路〉
 今度の事例は船橋です。以前、僕は西船橋に住んでいたことがあります。近所にぐるっとまわる道があったので、僕は夜中によくここを走っていました。直径は約1.6kmです。これなんだろうなと思って調べてみたら、海軍の無線塔の跡だったんですね。無線塔はたしか18本建っていたのかな。第2次世界大戦中、あの「ニイタカヤマノボレ」などの暗号はここから発信されていたらしいです。長波の無線塔は巨大なので、大きな敷地が必要だった。その跡地が環状道路として残っているということです。
 じつは、この環状道路に影響を与えているものがあります。これもムービーがあるので見てもらいます(ムービー再生。会場笑)。少し窪んでいるところがありますが、ここに神社があるんです。それ以外は基本的に円形、正確にいうと18角形になります。
〈トレインハウス1〉
 次の事例です。これは亀有のあたりです、僕らはトレインハウスという言い方をしているんですけれど、線路廃線敷の跡に家が建っていて、まるで電車のように見える。この切妻の屋根がとてもかわいらしい。これは上物ですね(笑)。

中沢 新宿なんかもそう? 2丁目の裏を都電が走っていたでしょう。ゴールデン街のところ。いま、あれはどうなっている?

参加者A 公園になっています。

中沢 公園ですか。家は建っていない。

宮本 そういうところが住宅とかに転用されるとおもしろいですよね。
〈トレインハウス2〉
 次の事例もトレインハウスです。松戸のあたりですね。新京成線が金町まで延長しようとたくらんで用地の買収を進めていたんですけれど、最終的に断念して、いまはこんな感じで住宅地になっています。地図を見てください。このルートに住宅が並んでいます。駅が計画されていたところは広く用地買収されていたので、律儀なことに、そこは家でなく京成スーパーがある(笑)。家、家……、ときて、スーパー、そしてまた家、家……、と続く。
〈高圧線下の家〉
 次の事例です。これは等々力にある、篠原一男さんという建築家が設計された「高圧線下の家」です。環境ノイズエレメントは建築では発生しにくいんですが、篠原さんの作品だけは、僕の眼から見て環境ノイズエレメントと呼べるものが結構あります。この住宅の上には高圧線が通っているので、建築規制曲面があります。電磁波の影響を受けるから高圧線から半径4.5mの範囲内に建築を建ててはいけないという規制です。この住宅は、その規制の形なりに屋根をカットすることでデザインを成立させている。これはなかなかおもしろい。このあいだ、久しぶりに見に行ったら、あの高圧線がもっと高い所に移動してたんですよ。ということは、増築できる可能性がある(笑)。そんなことを発見しました。
〈JRセントラルタワーズ〉
 次は名古屋です。JR名古屋駅の前にセントラルタワーというツインタワーが建っています。写真で見るとツインですけど、断面で見ると下に地下鉄桜通線が通っていることがわかります。その形が空中にもち上げられているわけです。そう見ると、このふたつのビルのあいだに電車が走っているようにも見えてきませんか。建築というのは敷地から生え上がるものですから、地下の形状が地上の建築に影響してくる。そんな事例です。
〈大阪不条里空港〉
 次は大阪の伊丹空港です。僕はこの空港をよく使うんですが、離陸・着陸の滑走中、風景が目に刺さる感じがして、ひしひしと痛い(笑)。それはなんなのかと思って調べてみると、まわりの街並みは滑走路に対して45度の角度で碁盤の目を形成しているんですね。これはなにかというと、条里制です。約1300年前に引かれた、1町、約109m間隔の直交するグリッドの条里制の跡にしたがって現在の街並みがつくられているんです。そのため、滑走路周辺はこのような3角形の土地がいっぱい発生していて、ベキベキベキッと、なにかささくれたったような感じがします。
 このような3角形の土地のことを「ヘタ地」といっています。茄子のヘタとか、パンのヘタとかいいますが、おいしい区画を取った残りの土地がヘタ地(笑)。ここには3角形のヘタ地がいっぱい発生している。
〈成田空港暫定B滑走路〉
 似たようなことは成田空港にも起こっています。しかし成田の場合は少し事情が違います。2002年のワールドカップに合わせてB滑走路が暫定的にオープンしましたが、誘導路とかが変なんです。これは空中写真ですが、めちゃくちゃでしょ(笑)。
 みなさんご存知だと思いますが、空港建設の反対闘争があって、1坪農地をもっている人や、実際に住んでいる人がいるため、用地買収が不完全だった。誘導路はそのあいだを縫うように設けたわけなんですが、決してランダムではなく、よく見るとこのような斜め方向のラインが多いんですね。昔と現在の地図を重ねてみると、もともとあった三里塚開拓村のグリッドに対して滑走路が微妙にずれている。だから、このような斜めのラインが生まれたんです。三里塚開拓村のグリットに合わせて滑走路をつくっておけばこんなことにはならなかった。
〈住宅地に包囲された古墳〉
 次の事例は大阪の南のほうです。僕はロータリーが好きなんですが、海外に行くとロータリーをよく見かけるけれど、日本には少ないですね。地図を見ていたらロータリーを発見したので、これは見に行かないといけないと思い行ってみたら、こうなっていました。ロータリーのなかに古墳が埋まっていたんです(笑)。
 でも、おそらく話は逆ですね。住宅地を計画したときに邪魔な古墳があったんです。この住宅地を設計したデザイナーはそれを使ってしまえと思った。だから、古墳を中心にして道路が引かれています。道路のアイストップにもなるし、格好いいんじゃないか。多分そう思ったんでしょう。古墳を取り込んで住宅地が計画された。なかなかかわいいですよね(笑)。
〈ガード下にたたずむ古墳〉
 次も古墳系です。さきほどのロータリーがあるのと同じエリアで古市古墳群という、10km2のなかに100個ぐらいの古墳がある、古墳だらけの場所があります。そんななかでもここは少し特殊で、「古墳列」と僕は呼んでいるんですが、古墳が1列に7個並んでいるんです。問題は、そこに西名阪自動車道が走っていること。
 基本的に高速道路を計画するときには、古墳は外して計画するんですけれど、ここの古墳列だけは、どこを通ってもぶつかってしまうのでどうしようもなかったんでしょう。すごく悩まれたみたいですが、その結果どうしたかというと、古墳を飛び越えました(笑)。一応保存していますが、見て見ぬふりをして上を通過していくわけです。これは断面図ですが、この古墳を超えるために48mのスパンがあります。
 古墳列は日本各地に見られるんですが、それらは断層でできた地形を利用してつくられているらしい。それ自体は珍しいことではないけれど、僕はもう少し別の意味があるのではないかと思っています。その断層があったからこそ、古墳をつくったんじゃないか。断層って、地震という災いを起こすじゃないですか。それを鎮めるための鎮め石として古墳を並べたのではないかと。そう考えないと、しつこすぎる(笑)。隙間がないくらい、かさぶたのように古墳が並べられているんです。
 アメリカのカリフォルニア州には活断層法という法律があって、活断層上には建築をつくれないんですよ。古市ではその状況が自動的に実現している。古墳というのは基本的にアンタッチャブルですから、そこには家は建てられない。あくまでも推測ですが、地震が起きたところに古墳列をつくるという、そういう力が働いているんじゃないかと思います。
〈古市大溝パーキング〉
 これも古市古墳群にある事例ですが、なんの変哲もない駐車場です。ただ、よく見てもらうと少し掘られていて、溝になっていますね。調べていくと、これは古市大溝という、かつては運河だといわれている遺跡だということがわかりました。遺跡がカスタマイズされて駐車場になっている。単純に保存するよりおもしろいですね。
〈首都高速汐留ー江戸橋〉
 似たような事例として首都高速があります。首都高速の江戸橋のジャンクションから汐留にかけての区間はお堀の底を走っていますね。みなさん見慣れているから、なんてことないと思うかもしれませんが、お堀の底を走っているというのはやっぱりおかしいですよ(笑)。中央分離帯がなくて同じ方向の車線の真ん中に橋脚があるなんて、そんな危険なことはふつうありえない。
〈金山古墳ファーム〉
 では、次いきます。さきほど古墳には手をつけられないといいましたが、使ってしまう人がいたんです(笑)。これも大阪府の南の方にある古墳です。前方後円墳ではなく、円がふたつの双円墳といわれるものです。よく見ると本当にすばらしい。まずまわりの環濠部分は畑になっています。双円墳のくびれた小口が平らなところ、ここに農家が建っている。そして墳丘はミカン山になっているんです。古墳全部が使いたおされている(笑)。
 この古墳を合法的に所有する人がいたらしいんですが、いまは町か府が買い上げて史跡公園のようになっています。でも、昔の方が断然かっこいい(笑)。
〈参道を横切る鉄道〉
 さて、これが最後の事例かな。これも古市古墳群です。高速道路などは古墳をできるだけ避けてつくられますが、鉄道は通ってくるという例です。古墳に付属して神社とその参道があるんですが、参道までは避けきれず、近鉄が横切っている。ムービーがありますので見てください(ムービー再生。会場笑)。

 事例の紹介はこんな感じで終わります。だいたいはわかってもらえたと思うんですが、整理しましょう。僕が「環境ノイズエレメント」と呼んでいるものは、なにかしらの「素材」に「加工」が施されているということです。
 すごく大雑把に整理すると、素材というのは3種類しかありません。自然地形、土木構築物、文化財。これらはいずれも固くかつ、大きい。文化財は自然地形や土木構築物とくらべて物理的には柔らかいですが、文化財性が発見されてしまうと変えられないから、社会的に固い。
 加工はふたつしかありません。「トレース」という、もとの形のまま別のものになったりまわりのものに影響しているということ、「切断」という文字通り素材がカットされることによって切り口が見えて、なにか変な違和感を感じさせることです。つまり「素材」を「加工」することにより、環境ノイズエレメントという違和感のある風景が生まれる。そのような構造ではないかと思います。少し長くなりましたけど、以上です。

五十嵐 ありがとうございました。いまの会場の反応を見ると宮本さんの話を初めて聞いたという人が結構いらっしゃるようですね。
 普段の生活では見過ごしてしまうような、一見なんの変哲もない風景にわずかな違和感を感じ取り、調べていく。じつは均質と思われていた都市や街の風景は過去からのさまざまな記憶や痕跡が影響を及ぼして、いまの風景をつくっているという、そういうまなざしが宮本さんの環境ノイズエレメントにあると思います。
 それに対して中沢さんのアースダイバーは縄文時代まで遡って、その時代の地形から東京を読み解こうというお仕事です。中沢さんには、まずそのあたりのお話からうかがいたいと思います。

編集部注:ここで紹介した環境ノイズエレメントの事例は、『環境ノイズを読み、風景をつくる。』にて詳しく紹介していますので、是非ご覧下さい。

 
宮本佳明(みやもと かつひろ)/建築家
1961年、兵庫県生まれ。1984年、東京大学工学部建築学科卒業。1987年、同大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程修了。1988年、アトリエ第5建築界設立。2002年、宮本佳明建築設計事務所に改組。現在、大阪芸術大学環境デザイン学科准教授。著書=『「ゼンカイ」ハウスがうまれたとき』(王国社)、『ケンチク模型。宮本流』(彰国社)、『環境ノイズを読み、風景をつくる。』(彰国社)ほか。
 
フラットアイアンビル
 
神戸水道道(ムービーより)
 
タンク山周辺の断面図
 
永(長)山
以上4点、提供=宮本佳明建築設計事務所
左より、中沢新一さん、宮本佳明さん、五十嵐太郎さん
旧海軍田無線基地跡環状道路(ムービーより)
大阪不条里空港
住宅地に包囲された古墳
参道を横切る鉄道(ムービーより)
以上5点、提供=宮本佳明建築設計事務所